自分で晒から仕立て ふきんを作るうちに、もっと綺麗に良い物を作りたい想いが強くなっていきました。
今も変わらずで、作る度に こうやればいいんじゃないかとやり方を変えてみたり 本やネットで いいなって思った方法があれば直ぐに試したりしてます。
初めて晒から仕立てた時に1番思ったのは、何でこんなに縮むんだって 出来上がりに納得いかなかったです。
色んな本を見ましたが、ほぼ全ての本には 晒を使う時の下準備はスチームアイロンでいいと載っていました。
それでも出来上がって 洗った後に かなり縮んで(^_^;)
モヤッとした気持ちが続き ネットで検索しまくり 〝基本洗濯して使うものは水通しし、地直し〟した方がいいと書かれているのを見つけました。
水通しし、あらかじめ縮めた状態から作れば その後縮む事はないと。
布の基本的な水通し方法、地直し方法を調べ、
『アイロンのみで仕立てた晒』と
『水通しした後アイロンかけ仕立てた晒』
両方ふきんを作り比べました。
水通ししたふきんは 出来上がって洗った後の縮みが酷くなく、感動したのを覚えてます(^_^)
それからずっと 必ず水通ししてからの地直し方法を。
ネットの中でも晒を水通ししてから ふきんを仕立てる方を何人か見つけて、間違いじゃなかったって嬉しかったです(^o^)
この方法をずっと続けていますが、最近 スチームアイロンのみでいいのではないか?水通ししなくても一緒じゃないか?と前に実験したのに 自分のやってる事に自信が持てず、また今回実験しました(^∀^;)
基本的に面倒くさがり屋なので、やらずに済むならやりたくないんです(-∀-)
今回は 水通し実験用に3枚作りました。
↓前に投稿した ふきん3枚は実験用に作っていたのです(^_^)
*全部同じ長さ、大きさに晒をカット
*同じ模様 (縮みが分かりやすい一目刺し模様)
*同じメーカーさんの糸 (見分ける為3色の糸)
①『黒色糸ふきん』
水通し無し
スチームアイロンかけた後 仕立て刺す。
(古いアイロンの為、スチームを使わず霧吹きで水を)
②『水色糸ふきん』
水通し1時間 (綿の基本的な水通し時間)
後にアイロンかけ仕立て刺す。
③『パープル色糸ふきん』
水通し8時間前後 (ほったらかしが多い)
後アイロンかけ仕立て刺す。
②と③の水通しした晒は 干して半乾きにし、アイロンをかけた後 cmを計ったら縦の長さが縮んでました。
縮んでしまったので〝わ〟の反対側、外枠 部分を3枚とも1cmにするつもりが8㎜位しかとれず。
【刺し心地】
久しぶりに水通し無しのふきんを刺し、刺しづらく、針通りが固く感じました。
(o゚Д゚)
②と③は刺し心地はいつもと変わらず。
↓刺した直ぐ後 3枚
横幅(ミミからミミの長さ)が①のみ縮みました。
①は模様がギュッとなり、小さく感じる。
②と③は変わらず。
↓【刺し終わった後水洗い 濡れた状態】
①と②が縮み、模様がボコボコしてるように見えました。
↓【干して乾かした後】
①がかなり縮みました。
①の外枠部分が波打ってます。
③のふきんはアイロンかけなくても良い感じです。
【全部アイロンかけた後】
写真では分かりにくい(^_^;)ですが、黒と水色のふきんはアイロンかけても、ボコボコさは少し残りました。(1番分りやすかった写真 裏の模様です)
アイロンかけ完成後、もう一度水洗いして干したらどうなるか やってみました。
↓干して乾かした後
①と②の外枠が美しくない(>_<)模様もボコボコしてます。
↓アイロン後 写真で見た感じは変わりませんが、実物は違いが分かりました。
↑黒のふきんはアイロンでシワを取るのに時間かかりました。
やっぱり長時間 水通しした物が1番良い(*゚∀゚)
洗って干した後のシワが凄く抑えられるのです。
実験して納得出来ました(^_^)
そして、今回また実験する為に 色々調べ直し、布の性質が 前より理解出来て 仕立てたふきんが綺麗になった気がします。
今の所『水通し8時間後の地直し方法』
この方法が1番しっくりきたので、続けたいと思います(^_^)
でも ふきんを綺麗に仕上げる新しい方法を見つけたら またチャレンジするつもりですp(^-^)q
自分が納得する方法で作り、贈った相手が気楽に毎日ふきんを使ってくれるのが1番嬉しい☆
私と同じ想いでふきんを仕立ててる人は多いはず。
晒からのふきんの水通し、地直し方法を次回詳しく載せます。
数あるうちの 1つの方法として、見ていただけたらと思います(^_^)
誰かのヒントになったり、初めて晒から仕立てる人の参考に 少しでもなれたら嬉しいです(^o^)/~~